ママ活のお手当と税金。知識ゼロで受け取った僕が論点を整理する

もらった金に税金がかかるのか。考えないまま、僕は20代の6年でざっくり1,000万円相当を受け取っていた。

僕は税理士ではないので、申告が要るかどうかの判定はしない。29歳で確定申告をやった側として、調べ方と相談先だけを書く。

なさ男

詰まるのは税額より、入金を自分の言葉で説明できないことだ。

免責

筆者は税理士でも弁護士でもない。個別の判断は必ず専門家(税務署・税理士)に相談すること。
法令や解釈は改正されるため、記述は確認した時点のものである。詳しくは免責事項を参照してほしい。

目次

この記事は税額を判定しない。渡せるのは論点の地図だけだ

税金を検索する人が欲しいのは「いくらから、いくら払うのか」という一行だと思う。それをここには書かない。書けないからだ。代わりに渡すのは、何が論点になりうるかという地図だ。地図があれば、税務署の窓口でも税理士の前でも、聞くべきことが決まる。

税の知識ゼロで受け取り続けた、20代の僕の話

26歳から28歳にかけて、僕はアプリ経由で60人以上の年上女性と会っていた。ごちそうされ、たまに封筒を渡され、季節の変わり目に服や靴をもらう。そういう日々が数年続いた。

その間、税という単語が頭をよぎったことは一度もない。給与のように源泉徴収されるわけでもなく、明細も出ない。誰も教えてくれないし、誰にも聞けない。だから考えないことにしていた。今になって振り返ると、知らなかったことより、知らないまま記録も残さなかったことのほうが問題だった。知識は後から入れられる。数年前の入金の記憶は、後から入れられない。

同じ金額でも、人によって結論が変わる

税の話がややこしいのは、受け取った金額だけでは結論が決まらないからだ。誰から受け取ったのか、どんな名目だったのか、一年の合計でいくらになるのか、他に給与や事業の収入があるのか、誰かの扶養に入っているのか。この組み合わせによって扱いが変わると整理されている。

だから「ママ活はこの税金がこうかかる」という一行は、そもそも成立しない。もしネット上にその一行があったなら、それはあなたの事情を何も知らない誰かが書いた一行だ。僕も書かない。書けるふりをするほうが、よほど不誠実だと思っている。

調べる先は国税庁のタックスアンサー、聞く先は税務署か税理士だ

ただ、一次情報の場所だけははっきりしている。国税庁が公開しているタックスアンサーという解説ページに、贈与や所得の区分ごとの考え方がまとめられている。ここが出発点だ。

金額の基準や税率は改正される。だからこの記事には数字を書かない。数字は必ず、その年の一次情報を自分の目で確かめてほしい。読んでも自分のケースがどれに当たるか判断できないなら、調べ方が悪いのではなく、個別に判断してもらう段階だという合図だ。管轄の税務署に電話で聞くか、税理士に相談する。金額が積み上がっているなら、後者のほうが早い。

なさ男

数字を覚えるより、数字が載っている場所を覚えたほうが長持ちする。

もらう金には性質の違う2種類がある。まずそこを分ける

僕は20代で、女性から金を受け取る経験を2通りしている。ママ活のお手当と、ギャラ飲みやレンタル彼氏という仕事の報酬だ。同じ「女性からもらった金」に見えて、この2つは税の話では入口からして別物になる。ここを分けないまま検索すると、自分に関係のないページばかり読むことになる。

対価としてではなく渡される金

ママ活のお手当は、契約でも報酬でもない。会って食事をして、帰り際に「今日はありがとう」と一緒に封筒を渡される。時間あたりの単価が決まっているわけでもなく、明細が出るわけでもない。

こういう「対価としてではなく渡された財産」は、贈与として整理される領域に入りうる。贈与税には基礎控除という仕組みがあり、一年でいくら受け取ったかがその範囲に収まるかどうかで扱いが変わると説明されている。その金額の基準をここには書かない。改正されるからだ。仕組みがあるという構造だけ頭に入れて、数字は国税庁の該当ページで確かめてほしい。

労働の対価として受け取った収入

一方、ギャラ飲みの男性キャストとして約200回参加して受け取った報酬と、レンタル彼氏として2年間で受け取った約120万円は、性質がまったく違う。事前に単価が決まっていて、稼働した分だけ支払われる。働いて得た収入であり、所得として整理する領域の話になる。

厄介なのは、この手の現場は現金手渡しが多く、明細が残らないことも珍しくないという点だ。僕のギャラ飲みの報酬も、終電前に現場で封筒を渡される形だった。金の出どころは仕事なのに、痕跡は贈り物と同じくらい薄い。職種ごとに受け取り方がどう違うかは、男の夜職の種類を収入と向き不向きで仕分けた記事に整理してある。

同じ口座に入っても、入口は分かれる

実際には、この2種類が同じ月に同じ口座へ入ってくる。僕の20代はまさにそれで、通帳を見ても何がどっちなのか自分でも分からなかった。ここを整理しておくと、調べるべきページが決まる。

受け取った金の例どういう性質のものとして見られうるか気をつける点
食事をごちそうされる対価性のない好意として渡されることが多い現金でないぶん、記録がまったく残らない
誕生日にもらった物品財産の贈与として整理される領域に入りうる金銭以外も検討の対象になりうる
不定期に渡される現金名目によって見え方が変わる誰からいくらかを、その場で残していない
毎月決まった額の入金継続性と定額性から説明を求められやすい通帳に痕跡がはっきり残る
仕事として受け取った報酬働いて得た収入として整理する領域明細が出ない現場が多い

表の右端を見てほしい。5行のうち4行が、金額の話ではなく記録の話になっている。税額がいくらかを気にする前に、そもそも自分が何をいくらもらったのかを言える状態にあるか。ここがこの記事の芯だ。

なさ男

同じ財布に入る金でも、入口が違えば調べるページも変わる。

何が問題になりうるか。論点を4つに分けて並べる

ここからは淡々と整理する。ママ活で金を受け取る人が引っかかりうる論点は、大きく4つに分かれる。どれも「こうなる」と断定はしない。あくまで、確認しに行くべき場所のリストとして読んでほしい。

受け取った金の性質がどちらとみなされるか

1つ目は、前の章で分けた性質の問題だ。対価のない贈与として渡されたものなのか、何かの対価として支払われたものなのか。この判断で参照する制度そのものが変わってくると整理されている。

そして自分では判定できない。ここが厄介だ。本人が「これは好意でもらったもの」と思っていても、外から見たときにどう整理されるかは、渡し方や約束の有無や継続の状況で変わりうる。だから性質の話は自己判断で結論を出さず、事実だけをそろえて相談窓口に持ち込むのが正しい順番になる。

継続的・定額的な入金は、説明を求められやすい

2つ目は、入金の形の問題だ。単発で不定期に現金を渡されるのと、毎月決まった日に決まった額が口座に振り込まれるのでは、通帳の見え方が違う。継続していて額が一定な入金は、それだけで「これは何の金か」を問われやすい形をしている

僕が会ってきた60人以上のうち、毎月決まった額をくれる関係はひと握りしかなかった。だから多くの人には縁のない論点かもしれない。ただ、その関係に入っている人は、口座の履歴が一年でどういう見た目になるかを一度確認しておいたほうがいい。定期の関係がどう始まってどう終わるかは、ママ活の定期関係の条件をまとめた記事のほうに書いてある。

扶養と社会保険という、別方向の論点

3つ目は、税とは別方向から来る話だ。学生や、親の扶養に入っている人が気にするのはここだろう。扶養には所得の基準が設けられていて、その基準を超えるかどうかで親側の税負担や、健康保険の扱いが変わると整理されている。

ここも金額の基準は書かない。改正されるうえに、税の扶養と社会保険の扶養で基準が別に立っているという、そもそも入り組んだ話だからだ。関係するのは国税庁の情報と、自分が加入している健康保険の窓口の2つになる。自分の話が親の負担に跳ねる可能性がある論点だという点だけ、覚えておいてほしい。

住民税を経由して勤務先に伝わりうるという論点

4つ目が、多くの会社員がいちばん怖がっているところだ。住民税は前年の所得をもとに計算される仕組みで、会社員の場合は給与から天引きされる形が基本とされている。給与以外の所得があるときの通知の扱いは自治体によって運用が異なると説明されていて、ここを経由して勤務先の担当者が気づく可能性があるという論点が立つ。

先に言っておくが、ここで「こうすれば伝わらない」という書き方はしない。運用は自治体ごとに違うし、伝わらないことを目的に設計するのは順番が逆だ。確認すべきは、自分の自治体の運用と、勤務先の就業規則の副業規定の2つ。なお、身バレの経路は税以外にもいくつもあって、その全体像は身バレ対策の記事で別に扱っている。この章はあくまで税の側から見た1本の経路の話だ。

なさ男

伝わらない方法を探し始めた時点で、たぶん順番を間違えている。

渡す側の女性は、税のことをどう考えているのか

ここで視点を変える。この関係には必ず渡す側がいて、金の名目を最初に決めているのは相手のほうだ。僕が6年間見てきた範囲で、彼女たちが税をどう扱っていたかを書いておく。結論を先に言えば、ほとんど考えていない。

名目を決めずに渡す人が、ほとんどだった

「タクシーで帰って」「今日は付き合わせちゃったから」「これ、あなたに似合うと思って」。僕が金や物を受け取ったときの言葉は、だいたいこの種類だ。そこに名目はない。厳密に言えば、名目を言葉にしないことが優しさとして機能している。

渡す側からすれば当然で、報酬だと言えばこちらを雇っているように聞こえるし、支援だと言えば施しに聞こえる。どちらも関係の空気を壊す。だから曖昧なまま渡す。気遣いとしては正しい。ただ、その曖昧さを引き受けるのは、受け取った側だ。

相手も分かっていないことが多い

相手のほうが年上で収入も多いのだから、税のことは分かっているだろう——そう思いたくなるが、僕の経験では違った。会社員の女性は自分の給与から天引きされる分しか意識していないし、経営者の女性は会社の税と個人の財布の話を別物として扱っている。

一度だけ、金を渡す側の税について本人に聞いてみたことがある。返ってきたのは「私が自分の手取りから出してるだけだから、関係ないでしょ」という一言だった。悪意はない。ただ、渡す側にとってこの金は「使ったお金」であって、受け取る側にとっての「入ってきたお金」だという非対称には、たいてい誰も気づいていない。

名目を確認するのは、失礼な行為ではない

では聞くべきか。僕は、聞いていいと思っている。ただし金額の交渉として聞くのではなく、記録のために聞く。「これ、何のお金として受け取っておけばいいですか」でいい。関係が壊れるとしたら、それは質問のせいではなく聞き方のせいだ。

実際に僕がやっていたのは、金額の確認ではなくお礼のついでに事実を確定させるやり方だった。「今日のごちそうと、いただいた分、ありがとうございました」と後から送る。日付と内容が相手にも自分にも残る。感謝の言葉が、そのまま記録になる。

なさ男

「これ何のお金ですか」は、失礼ではなく誠実の側に入る質問だ。

記録の実務。フリーランスになってから身についた5つ

ここが、この記事でいちばん実用的な部分だ。税額は判定できないが、記録の作り方なら書ける。29歳で確定申告を自分でやるようになってから身についた手順を、そのまま並べる。特別な道具は要らない。

STEP

受け取ったその日のうちに、1行で残す

帰りの電車でスマホのメモに1行打つだけでいい。翌日に回すと必ず抜ける。僕が申告作業でいちばん苦労したのは、金額の計算ではなく「これ何の入金だったか」を思い出す時間だった。その日に打てば5秒で済む作業が、3か月後には思い出せない空白になる。

STEP

日付・相手・名目・金額の4点をセットにする

この4点がそろっていれば、後から誰に相談しても話が早い。相手は本名でなくてよく、アプリ上の呼び名やイニシャルで十分だ。名目は分からなければ「不明」と書いておく。空欄と「不明」は別物で、不明と書けたなら、それは当時確認できなかったという記録になる。

STEP

生活費の口座と、受け取り用の口座を分ける

僕がフリーランスになって最初にやったのがこれだ。給与や仕事の入金と、それ以外を同じ口座に混ぜると、通帳から履歴を再現するのが一気に難しくなる。無料で作れる口座を1つ増やして、そこに入れる。振り込みで受け取っているなら、これだけで年末の作業量が変わる。

STEP

現金以外も記録の対象に入れる

金銭以外の財産も検討の対象になりうると整理されているので、物をもらったときも日付と内容をメモしておく。値段を調べる必要はない。「腕時計」「コート」で十分だ。この一手間を、20代の僕は完全にやっていなかった。だから今、あの数年の内訳を再現できない。

STEP

相談先を、金額が積み上がる前に決めておく

管轄の税務署の電話番号を控えておくだけでもいい。無料の相談窓口もある。金額が大きくなってから探し始めると、不安の分だけ判断が雑になる。僕が開業届を出すときに税務署の窓口で聞いた経験から言うと、担当者は説教をしない。淡々と手続きの話をするだけだ。

この5つは、税額を減らすための工夫ではない。あとで自分が自分を説明できる状態を作るための作業だ。順序が逆になっている人が多い。節税を調べる前に、記録を作る。ここを飛ばすと、どんな知識も自分のケースに当てはめられない。

記録を残さなかった僕が、後から何に困ったか

ここは熱を入れて書く。手順の話ではなく、記録を持たずに20代を終えた人間が何を失ったかという話だ。追徴された話ではない。もっと地味で、もっと長く効いてくる話だ。

いくらもらったのか、自分で言えなかった

29歳でライターの仕事を始めて、初めて確定申告の準備をしたとき、僕は自分の20代の金の流れを再現しようとして手が止まった。何をいくらもらったのか、まったく分からない。通帳には途切れ途切れの入金があり、その横に何の説明もない。

あの6年分の総額として僕が挙げられる数字も、結局は期間と生活水準からの逆算にすぎない。1円単位の内訳は、もう永遠に出てこない。それがいくらだったかという話そのものは、60人以上と会った僕の実額を書いたママ活の相場の記事のほうで扱っている。ここで書きたいのは金額ではなく、金額を言えないという状態がどれだけ厄介かということだ。

説明できないことの、本当のコスト

説明できない入金を抱えている状態のコストは、税額ではない。不安が固定費になることだ。僕は20代の後半、通帳を開くのが少し嫌だった。何かがまずいと分かっているのに、何がまずいのか分からない。だから調べない。調べないから、余計に分からなくなる。

この状態を数年続けると、金の話全部から目を逸らす癖がつく。貯金もしないし、家計も見ない。破局して部屋を出たとき通帳がほぼ空だったのは、収入がなかったからではない。金を見ない習慣が、先に身についていたからだ。税の知識ゼロというのは、単に知らないという話ではなく、自分の金に対して目を閉じるという生き方の話だった。そこからどう立て直したかは、29歳で貯金ゼロから抜け出した順番のほうに書いてある。

法の線引きと税の線引きは、別々に立っている

もう一つ、混ぜてはいけないことがある。合法的な範囲に収まっているかどうかという問題と、税の扱いがどうなるかという問題は、まったく別の軸に立っている。合法だから税の論点がないわけでもないし、その逆でもない。

僕は6年間、食事と会話と同伴の範囲を越えなかった。品行方正だからではなく、越えた瞬間に全部が終わると分かっていたからだ。ただ、その線を守っていたことは、税の論点を消してはくれない。どこからが法的にアウトなのかという話はママ活の違法性を対価の軸で整理した記事に譲るので、ここでは軸が2本あるという事実だけ置いておく。両方とも、自分で判定しないのが正解だ。片方は税務署と税理士、もう片方は弁護士の領域になる。

なさ男

記録は税務署のために作るんじゃない。自分が自分を説明するために要る。

相談前に洗い出す論点(10項目)

これは税額や申告の要否を判定するものではない。当てはまる項目が、税務署や税理士に相談するときに説明が必要になる論点だ。数えて、そのまま持っていってほしい。

0/ 10 個

当てはまる項目にチェックを入れると、相談時に説明が必要な論点が並ぶ。

チェックした内容はブラウザ内だけで処理され、どこにも送信されない。判定は行わない。最終的な扱いは必ず税務署または税理士に確認すること。

ママ活の税金でよくある質問

ママ活のお手当に税金はかかる?

一律の答えは出せない。受け取った金の性質(対価のない贈与か、働いた対価か)、一年の合計額、他の収入や扶養の状況によって扱いが変わると整理されているからだ。国税庁のタックスアンサーで自分に近い項目を確認し、判断がつかない額なら税務署か税理士に相談してほしい。この記事に数字を書かないのは、基準が改正されるためだ。

現金ではなく食事や物をもらった場合はどうなる?

金銭以外の財産も検討の対象になりうると整理されている。ただし食事をごちそうされる行為と、高額な物品を受け取る行為が同じ扱いになるとは限らず、ここも個別の判断になる。実務として重要なのは、現金より記録が残らないという点だ。日付と内容をメモしておくと、後から相談するときに話が早い。

会社員だが、勤務先に知られる可能性はある?

住民税の計算には前年の所得が使われ、会社員は給与天引きで納める形が基本とされている。給与以外の所得がある場合の通知の扱いは自治体で運用が異なると説明されているので、伝わりうる論点として自分の自治体の窓口に確認するのが確実だ。この記事では「こうすれば伝わらない」という書き方はしない。勤務先の就業規則の副業規定も、別に確認しておくこと。

何年も前にもらった分は、今さらどうすればいい?

過去分の扱いこそ個別判断の塊で、僕が方向づけできる領域ではない。ただ、放置して不安を抱え続けるくらいなら、思い出せる範囲を紙に書き出してから税務署か税理士に相談したほうが早い。僕自身、20代の記録がないまま30代に入って、その空白の扱いに困った側だ。抱えたままにしておくのが、いちばん精神的なコストが高い。

税額の答えを出す前に、説明できる記録を今日から作る

整理する。ママ活で受け取る金には、対価のない贈与として渡されるものと、働いた対価として支払われるものの2種類があり、入口が違えば参照する制度も変わる。論点は4つ。金の性質、継続的・定額的な入金の見え方、扶養と社会保険、そして住民税を経由した伝わり方だ。どれも金額だけでは結論が決まらないので、数字は国税庁のタックスアンサーで確かめ、判断がつかないなら税務署か税理士に持ち込む。

そして、リード文の問いへの僕の答えはこうだ。この記事は税額の答えを出す記事ではない。何を調べて誰に聞けばいいかを決める記事であり、それが決まった時点で、あなたの不安の8割は形を変える。分からないことと、分からないと分かっていることは、まったく違う状態だからだ。

最後に本音を書く。20代の僕がいちばん失ったのは金ではない。自分の金を自分で説明する習慣だ。あの6年で受け取ったものの内訳を、僕は今でも再現できない。追徴されたわけでもなく、誰かに責められたわけでもないのに、あの空白は10年近く経った今もまだ気持ち悪い。だから今日書けるのは一行だけでいい。日付と、相手と、名目と、金額。それだけ書いておけば、数年後の自分は少なくとも自分に説明ができる。

もう一つ、記録の話をしたついでに書いておく。名目も身元も曖昧な相手からの入金は、後から説明するのがいちばん難しい。相手が誰なのかを自分でも把握できていない関係なら、記録以前の問題になる。どこで会うかを選ぶ話は60人以上と会った僕が選んだママ活相手の探し方にまとめてあるので、始める前の段階にいるなら、そちらを先に読んでほしい。

なさ男

税の勉強より先に、メモを1行。順番はこれで合っている。

この記事を書いた人

元ギャラ飲みキャスト(約200回)・元レンタル彼氏(指名80人)・ヒモ経験1年半。20代の大半を「女性に求められる側」で生きてきた32歳。恋愛とお金の交差点を、実体験と失敗談込みで書いている。詳しい経歴はプロフィールページで公開中。

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