ママ活の相場を検索すると「1回3万円が基本」「定期なら月30万」といった数字が並ぶ。それを見て不安になったなら、先に言っておく。あの手の数字は、僕が6年間で一度も見なかった額だ。
26歳から28歳まで、僕がアプリで会った年上女性は60人を超える。この記事では支援の内訳、毎月お手当をもらえた人数、ギャラ飲みやレンタル彼氏の報酬との比較まで、実額を隠さず出す。
ここで言う「お手当」は食事や会話の同伴という合法的な範囲の話で、金銭が対価の性行為は違法。18歳以上(高校生を除く)が前提だ。
ママ活の相場は「1回いくら」では決まらない。僕の実額レンジを先に出す
相場という言葉は、同じ商品が並んでいる市場でしか成立しない。ママ活にはその市場がない。だから僕が出せるのは「相場」ではなく、僕一人の実額レンジだ。まず全体像を表で見てほしい。
僕の実額レンジ一覧。中心は現金ではなく食事だった
20代の6年間で受け取った支援の総額は、自己推計でざっくり1,000万円相当。現金だけでなく家賃・食事・物品まで全部含めた数字だ。その中身を種類ごとに分けると、こうなる。
| 支援の種類 | 頻度 | 僕の金額レンジ | 総額に占める比重 |
|---|---|---|---|
| 食事代の支払い | 会えばほぼ毎回 | 1回5,000円〜1万5,000円相当 | 大きい |
| プレゼント・物品 | 数ヶ月に一度 | 1回1万円〜5万円相当 | 中くらい |
| 不定期の現金 | 関係と気分次第 | 1回5,000円〜1万円 | 小さい |
| 毎月決まったお手当 | 60人以上のうちひと握り | 月2万円〜5万円 | 小〜中くらい |
| 家賃・生活費(同棲) | 1年半だけ | 月30万円相当 | 最大。ここが主力 |
金額レンジは総額と期間から逆算した自己推計だ。1円単位の家計簿をつけていたわけではないので、そこは正直に書いておく。ただ、順番だけは間違いなく合っている。僕が受け取った支援は、現金より食事のほうがずっと多かった。
月30万・1回5万という数字を、僕は6年間で一度も見ていない
断言する。「1回5万円」「定期で月30万円」を提示してきた女性に、僕は一度も会っていない。60人以上会ってゼロだ。もちろん世界のどこかにはいるだろうし、存在しないと証明はできない。ただ、それを相場と呼ぶのは無理がある。
なぜあの数字が流通するのか。金額が大きいほどクリックされるからだ。実額が地味だと誰も読まない。それは僕にも分かっている。分かっているが、ここで盛ったらこの記事を読んで動いた読者が、現実とのギャップで潰れる。だから地味なまま出す。
そしてもう一つ、相場が出回らない構造的な理由がある。7,000円のディナーをごちそうされ、帰りにタクシー代を渡され、誕生日に3万円の靴をもらう。この3つを足して「今月のお手当はいくら」と言える人はいない。支援の大半が現金の形をしていないのだから、そもそも金額として集計されないのだ。
なさ男相場を探すのをやめて、内訳を見たほうが早い。金は現金の形では来ない。
支援の中身を5つに分けると、相場の正体が見えてくる
ここからは表の5行を一つずつ開いていく。どの種類がどんな頻度で、どんな条件のときに発生したのか。ここが、この記事でいちばん実用的な部分になるはずだ。
食事代の支払い。これがママ活の支援の主力だ
いちばん頻度が高く、いちばん総額が積み上がったのが食事だ。相手が選ぶ店に行き、相手が払う。金額は1回5,000円から1万5,000円相当のレンジがほとんどで、記念日に2万円を超える店に連れて行かれたことも数回ある。
ここで一つ、初心者がつまずくポイントを書いておく。食事だけの関係を「お手当なし」と受け取って落胆する人がいるが、食事をごちそうされる関係は、それ自体が支援の本体だ。月に4回会って毎回1万円の店なら、月4万円分の支援と同じことになる。金額を数えるなら現金ではなく、生活費のうちいくら分が浮いたかで見たほうが実態に近い。食事だけの関係が本当に成立するのか、線引きをどう伝えるかはママ活は食事だけで成立するのかを書いた記事に分けてある。
プレゼントと物品。金額は読めないが、いちばん記憶に残る
次に多かったのが物だ。服、靴、財布、腕時計。金額のレンジは1万円から5万円相当が中心で、ここは相手の職業と収入で完全に変わる。頻度は数ヶ月に一度。狙って発生させられるものではない。
物の支援には、現金と決定的に違う性質がある。相手が「その人に似合うと思ったもの」を選ぶ行為が含まれている点だ。だから金額の割に関係が濃くなる。僕がいまだに覚えているのは、3万円の革靴を買ってくれた人の「あなた、靴だけはいつも綺麗にしてるから」という一言だ。爪と靴と匂いに金をかけていたのを、見られていた。
不定期の現金。「今日はありがとう」の延長線にある金だ
現金の登場頻度は、多くの人が想像するより低い。僕の場合、食事の帰りに5,000円から1万円を「タクシーで帰って」「今日は付き合わせちゃったから」という言葉と一緒に渡される形が大半だった。金額は封筒の中身を確認するまで分からない。
重要なのは、これが約束された報酬ではないということだ。前回1万円だったから今回も1万円、とはならない。読めないし、当てにできない。当てにした瞬間にこちらの態度が変わって、関係のほうが先に終わる。
毎月決まったお手当。60人以上のうち、ひと握りだった
ここがこの記事の核心だ。毎月決まった額をくれる関係は、60人以上会った中でもひと握りしかなかった。片手で数えられる人数だ。金額は月2万円から5万円のレンジで、これも「毎月必ず」ではなく、会えなかった月は当然ゼロになる。
そして、その関係は交渉で作れたものではない。全員、単発で会う期間を何ヶ月も重ねた後に、相手側から「毎月これくらいで、月に何回か会えたら」と提案されて始まっている。順番が逆になったことは一度もない。継続関係の始まり方と終わり方は、それだけで一本書ける話なのでママ活の定期関係の条件をまとめた記事に回した。
家賃と生活費。これは相場の外側にある例外だ
自己推計1,000万円相当という総額の主力は、実はママ活ではない。27歳から28歳にかけて、10歳上の会社経営者の女性と約1年半同棲した期間の、家賃と生活費だ。月30万円相当が1年半続けば、それだけで総額の半分を超える。
ただ、この期間の僕の口座には、ほとんど金が入っていない。全部が現物支給で、現金は貯まらない。だから破局して3日で部屋を追い出されたとき、手元にあったのは段ボール2箱とほぼ空の通帳だった。29歳、貯金ゼロ。金額の上限は同棲まで行けばいくらでも上がるが、上がった分だけ失ったときの落差も大きくなる。



金額の上限を上げるほど、蛇口の権利は相手に寄っていく。
仕事型の報酬と並べると、ママ活の相場の弱点がわかる
僕は同じ20代で、ギャラ飲みの男性キャストとレンタル彼氏もやっている。どちらも「女性から金をもらう」点は同じだが、金額の性質が根本的に違う。この比較が、相場を考える一番冷静な材料になる。
ギャラ飲みは1回5,000円〜1万円。約200回で月5〜8万円だった
24歳から26歳まで、約2年間で参加回数は約200回。手取りは1回5,000円から1万円に交通費が付く程度で、月8〜10本こなして月5〜8万円前後。時給換算すれば2,000〜3,000円台だ。
地味な数字だが、この報酬には決定的な長所がある。参加した時点で金額が確定していることだ。相手の気分で0円になることはない。仕組みや呼ばれ続ける条件については、男性キャストから見たギャラ飲みの仕組みと相場を別記事にまとめてある。
レンタル彼氏は時給2,000〜3,000円。2年で約120万円だった
25歳から27歳までの2年間、レンタル彼氏の事務所に所属していた。指名してくれた客は約80人、累計稼働は約500時間、取り分は時給2,000〜3,000円に指名料が乗る形。2年間の総収入は約120万円で、月平均にすると約5万円だ。
こちらも確定報酬だ。稼働時間に単価を掛ければ金額が出る。代わりに時間を売っている以上、上限は時間で頭打ちになる。確実性を取るか、上限の高さを取るか。この二択が、ママ活と仕事型の本質的な違いだ。
ママ活の金額が読めないのは、値段を決めるのが相手だからだ
3つを並べると、性質の差がはっきりする。淡々と表で確認してほしい。
| 形態 | 報酬の決まり方 | 僕の実数 | 確実性 |
|---|---|---|---|
| ギャラ飲み(男性キャスト) | 1回いくらで事前に確定 | 約200回・月5〜8万円前後 | 高い |
| レンタル彼氏 | 時給×稼働+指名料 | 指名約80人・2年で約120万円 | 高い |
| ママ活 | 相手の裁量。食事が中心 | 現金は不定期。定期はひと握り | 低い |
ママ活の欄だけ、金額が書けていない。これは僕の手抜きではなく、それが実態だ。仕事なら値段は市場が決めるが、ママ活の値段は目の前の一人が決める。だから相場という概念そのものが機能しない。



確実に稼ぎたいなら、ママ活より仕事型のほうが合理的だ。夢はないが。
女性側はなぜその金額を出すのか。払う側の事情を書いておく
相場の話をするなら、金を出す側の事情を見ないと片手落ちになる。ここでは「彼女たちが金額をどう決めているのか」に絞って、僕が見てきたことを書く。
金額を決めているのは相場ではなく、その人の可処分所得だ
当たり前に聞こえるが、これが一番大きい。月5万円を出せる女性と、食事代の1万円が精一杯の女性がいる。前者は経営者や管理職、後者は普通の会社員だ。同じ「ママ活をする女性」でも、財布の底が違う。
そして重要なのは、出せる額と、男への評価はほとんど関係がないということだ。金額が低い相手に「自分は安く見られている」と落ち込む必要はない。単に出せる額が違うだけの話が、かなりの割合を占めている。
彼女たちが金を出しているのは、若さそのものではない
僕が会ってきた女性たちの行動を思い出すと、金額が上がるタイミングには共通点があった。若さや顔を褒められた回ではなく、こちらが約束を守り続けた後だ。予定を直前で崩さない。返信を放置しない。前に話した仕事の話を覚えている。
彼女たちは、自分の時間を守ってくれる相手に金を出していた。逆に当日キャンセルを2回やった相手からは、次の連絡が来ない。若い男は市場にいくらでもいる。希少なのは、若くて、かつ予定を崩さない男だ。
毎月決まった額を出せる女性は、想像よりずっと少ない
定期関係がひと握りだった理由も、ここに繋がる。毎月固定で数万円を出すのは、相手にとって継続契約と同じだ。収入に余裕があり、生活リズムが安定していて、来月も同じ額を出せる確信がなければ提案できない。
だから定期を提案してくる女性は、金銭的にも精神的にも余裕がある層に偏り、母数がそもそも小さい。「定期のママを見つける」を目標に置くと、達成できない確率のほうが高い勝負を選ぶことになる。単発を丁寧に重ねた先に、たまに定期がある。この順番のほうが現実的だ。



金額の差は、あなたの価値の差じゃない。相手の財布の差のほうが大きい。
相場を自分から切り出すと何が起きるか。僕は2回失敗している
相場を知りたい人の本当の目的は、たぶん「いくらと言えばいいか」だ。だからここは、僕の失敗をそのまま書く。焦りすぎた失敗と、黙りすぎた失敗の両方がある。
最初の1通で条件を聞いて、既読のまま消えた話
始めたての頃、僕はメッセージの1通目で「条件はどれくらいをお考えですか」と送っていた。効率がいいと思っていた。結果は、返信率が壊滅した。マッチした相手のうち、その質問を送った人からの返信はほぼゼロ。既読になって、そのまま何も来ない。文面そのものをどう組み立てるかはママ活のメッセージのコツを段階別に書いた記事に分けてまとめた。
後から一人だけ、理由を教えてくれた人がいる。「そういう子は何人も見たから」。彼女たちは、金額を先に聞く男を大量に見ている。つまりその一文は、こちらを他の何十人と同じ箱に入れる合図でしかなかった。効率化のつもりで、自分の値段を下げていたわけだ。
相場を知らないまま、安く扱われていた時期の話
逆の失敗もした。金額の話を一切しないのが正しいと思い込んで、片道1時間半かけて呼び出され、チェーンの居酒屋で2時間愚痴を聞き、帰りは自腹という関係を数ヶ月続けたことがある。相手は悪人ではない。僕が何も言わなかったから、それで成立していただけだ。
あの数ヶ月で分かったのは、黙っていることは謙虚さではなく単なる情報不足だということだ。基準がないと、安いのか妥当なのかを判断できない。だから相場を調べることには意味がある。ただし使いどころが違う。相場は相手に提示するためではなく、自分が納得できているかを測るために持つものだ。
それでも金額の話が必要になったときの、僕のやり方
僕の持論は「関係は焦った瞬間に安くなる」だ。だから金額の話は、こちらから条件交渉として持ち出さない。持ち出すのは、相手から「また会いたい」と言われた後、しかも金額ではなく会う頻度と移動の話としてだ。
「月に2回くらいなら無理なく会えます」「そちらまで出るので、その分だけ甘えていいですか」。この2つで足りる。金額を言わずに、こちらの負担を事実として置くだけだ。それで何も出てこない相手は、出せないか出す気がないかのどちらかで、どちらにしても長くは続かない。
交渉のうまさで金額は上がらない。上がるのは、その人が「この時間を失いたくない」と思ったときだけだ。僕がやっと定期の提案をもらえたのも、駆け引きが効いたからではなく、単に一度も約束を破らなかったからだと思っている。



金額を先に聞いた僕は、全部切られた。焦りは相手にきっちり伝わる。
ママ活の受け取り額シミュレーター
会う回数と1回あたりの金額を入れると、月と年でいくらになるかが出る。これは相場を保証する数字ではなく、あなたが入れた条件をそのまま計算したものだ。
計算はブラウザ内だけで行われ、入力値はどこにも送信されない。年の合計が大きくなる場合は税金の論点も出てくる。
ママ活の相場でよくある質問
相場を調べ終えたら、次に決めるのは自分の値段のつけ方だ
まとめる。ママ活に一律の相場は存在しない。僕の実額は食事代が1回5,000円〜1万5,000円相当、不定期の現金が5,000円〜1万円、毎月決まったお手当が月2万円〜5万円で、それをもらえたのは60人以上のうちひと握りだ。確実な金額が欲しいなら、ギャラ飲み(月5〜8万円)やレンタル彼氏(2年で約120万円)のような確定報酬のほうが合理的だ。
そして、リード文の問いへの僕の答えはこうだ。相場を決めているのは市場ではなく、目の前の一人の財布と、あなたがその人の時間をどれだけ大事に扱ったかの積み上げだ。だから調べるべきは相場ではなく、自分がいくらの扱いをされる男なのかという値段のつけ方のほうだ。
最後に本音を書く。僕は6年間で約1,000万円相当を受け取って、29歳で貯金ゼロになった。金額を追った時期の記憶はほとんど残っていないのに、3万円の靴をくれた人の言葉は今でも覚えている。金額の大小より、その金が何と引き換えだったかのほうが、後から効いてくる。
相場を知った今日やるべきことは、金額の交渉術を覚えることではない。まともな相手がいる場所に自分を置くことだ。60人以上と会った僕が選んだママ活相手の探し方を先に読んで、身元確認のある場所から始めてほしい。金額の話は、その後で自然に出てくる。



相場を追うより、切られない男でいるほうが結局いちばん割がいい。


